川野 悦生
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院長紹介
院長
院長インタビュー
動物の症状の奥に重い病気が隠れていないか?
見逃しがないように診ることを大切にしています
獣医師を目指したきっかけは?
実家が動物病院だったのですが、実は獣医学部に入学した時点では獣医師になるとは決めていなかったのです。
獣医学部に入っても、その先には色々な仕事がありますからね。
その中でも小動物を扱う獣医師になることはあまり考えていなかったのです。
でも、当時は小動物への医療が飛躍的に進歩した時期で、さらにアメリカから腫瘍(がん)の第一人者である先生が帰国し、その先生の元で実習した頃からだんだん獣医師への道を意識するようになりました。
当時はまだ放射線治療が広まっておらず、腫瘍の治療と言えば外科手術だったのです。
それで先生が動物のがんを治癒の方向へ導くのを目の当たりにして、素直に「すごい!」と感激したことが大きかったと思います。
普段の診察で大切にしていることは?
犬や猫などの動物は自分でつらい・痛いと症状を訴えることができませんので、連れて来られた動物の症状の奥に重い病気が隠れていないか、見逃しがないように診ることを大切にしています。
飼い主様はそれほど深刻にお考えでなくても、詳しく診てみると重い病気が見つかることは少なくありません。
皮膚表面に現れる疾患は比較的気づきやすいと思うのですが、それでも重篤な疾患が見つかって検査が必要になることもあります。
飼い主様自身は普段からよく様子を確認していて、「問題ない」と思っていても、このように重い病気が見つかることがありますので、異変が起きていないかよく心を配ってあげてほしいですね。
もちろん、少しでも「おかしいな?」と思われたら、すぐに当院へご相談いただきたいです。
飼い主様から話をお聞きする時に心がけていることは?
動物病院によっては診察前に飼い主様にご記入いただく問診票を活用されているところもありますが、そこに記載された内容が正しいとは限りません。
なので、当院では“飼い主様から実際に話を聞く”ことを大事にしています。
自分で症状を訴えることができない動物の状態を知るには、飼い主様からの情報が重要となります。
なので、飼い主様へのヒアリングを大切にして、1つでも多くの情報を収集して的確な診察に繋げるようにしています。
とにかく動物を落ち着かせることが大事
優しく丁寧に、できるだけストレスがないように診ます
実際に動物を診る時に大切にしていることは?
動物それぞれで性格が違いますので、それぞれの状態に合わせてきめ細やかに診察するようにしています。
例えば、すごく怖がりな子だった場合は、キャリーから出さずにそのまま診察することもあります。
飼い主様の中には、診察室に入ったらすぐにキャリーから出そうとする方もおられますが、その子がすごく怯えていたら「そのままでいいですよ」とお伝えするようにしています。
犬や猫は病院で緊張していると症状や異変を隠そうとする傾向にあり、ご自宅では足が痛くて上げている子も、病院だと地面に付けるということはよくあります。
そうなると的確に診察することができなくなりますので、できるだけ緊張させないような対応を心がけています。
また小型犬であればほとんどの飼い主様がキャリーに入れてご来院されますが、中型・大型犬ではリードのまま連れて来ることになるので、その場合には病院に入る時から動物の様子をよく観察して、普段の状態や雰囲気を知るようにしています。
ご来院される飼い主様にお伝えしたいことは?
とにかく、動物を落ち着かせることが大事で、怖がっていたり、緊張していたりする時には、キャリーに入れたままの状態で診察することも可能ですので、焦って出そうとせずに私たちスタッフにお任せください。
また当院は一次診療(プライマリケア)を行う動物病院ではありますが、重い病気が隠れていることは少なくありませんので、万が一のことを考えて、優しく丁寧に、そしてできるだけストレス・負担をかけないように診させていただきますので、「うちの子は病院が苦手」という場合でも安心してお越しください。
川野獣医科の診療の特徴は?
“大切な家族”である動物の声に耳を傾けて、重い病気が隠れていないか丁寧に診察すること。
そして、病院を怖がる動物のために、できるだけストレス・負担をかけないように優しく丁寧に診ること。
あとは健康維持や病気の早期発見に繋がるデジタルレントゲン、エコー、内視鏡(胃カメラ)などの検査機器を導入していることなどでしょうか。
あと、地域的に大学病院で診てもらうとなると、山口県まで足を運ばなければいけないのですが、なかなかそこまで行ける方は少ないと思います。
なので、そのように高度な治療が必要な場合には、勉強会を通じて知り合ったがん、整形外科、循環器など各分野の専門家をご紹介することができます。
このように県内の各専門家をスムーズにご紹介できるのも、当院の診療の特徴の1つではないでしょうか。
動物の健康と飼い主様の幸せのために
飼い主様と大切な家族のより良いペットライフを応援します
あらためて、川野獣医科の診療理念は?
一次診療(プライマリケア)を行う動物病院として、「動物のことで困ったら、まず川野獣医科へ」と思っていただけるような場所になることです。
地域密着のホームドクターとして、様々なご相談にしっかりとお応えしますので、動物のことでお困りでしたらまずはお気軽にご連絡ください。
最後に、サイトをご覧の方へメッセージをお願いします
動物が元気で健康なら、きっと飼い主様も元気になれるはずです。
そして動物が幸せに暮らす姿や、飼い主様の笑顔はより良いペットライフに繋がるはずです。
そうした飼い主様と大切な家族の幸せな関係づくりをお手伝いさせていただきますので、気になる異変・症状がある時はもちろんですが、動物に関することでちょっと相談したいという場合でも、どうぞ気軽にお越しください。