広島市西区の動物病院、川野獣医科の獣医師が、飼い主様のお役に立つ情報を発信していきます。

広島市西区の川野獣医科が動物を診る時に大切にしていること。
それはつらい・痛いと訴えることができない動物の心の声に耳を傾けて、重い病気を見逃さないことです。
飼い主様は気づかれていなくても、詳しく診てみると思わぬ病気が見つかることは少なくありません。
比較的飼い主様が気づきやすい皮膚の病気でもそうで、診察の結果、検査や注射が必要になることがあります。

当院へ来た動物にこうした病気が隠れていないか丁寧に診察して、病気が見つかった場合にはすぐに適切な検査・治療を行って、大切な家族の健康をお守りいたします。

動物への負担軽減のためにも、飼い主様の安心のためにも、診察の際はとにかく動物を落ち着かせることが大事です。
緊張していたり、怖がっていたりすると、犬・猫はつらい症状があってもそれを隠そうとする傾向にあります。
こうなると適切な診断を行うのが難しくなり、その後の治療に支障を来たすようになる場合があります。

当院ではそうしたことがないように、できるだけストレス・負担をかけないように優しく丁寧に診させていただきます。
例えば病院へ来て怯えているようだったら、キャリーから無理やり出したりせず、そのままの状態で診ることもあります。
動物それぞれで正しい対応は違ってきますので、その子の性格や状態に合わせたスタイルで診察を行わせていただきます。

少ない被ばく線量で高画質な画像が撮影できるデジタルレントゲン、異物の摘出や消化管の病気の診断に役立つ内視鏡(胃カメラ)、リアルタイムで体内の臓器の状態が診られるエコー(超音波診断装置)、不整脈などの心疾患の発見に繋がる心電図など、動物の健康を見守るための各種機器を導入しています。

なお、当院では健康診断が受けられ、血液検査が中心となりますが、必要に応じてエコー検査、心電図検査、レントゲン検査、胃カメラ検査などを実施することが可能です。
早期に病気を発見し、大切な家族にいつまでも健康に暮らし続けてもらうために、ワクチン・予防接種の際などに血液検査をご検討ください。

地域的に大学病院で診てもらうとなると、山口県まで足を運ばなければいけないのですが、なかなかそこまで行ける方は少ないと思います。
そのように高度な検査・治療を必要とする方が、できるだけ県内で受けられるように、当院の院長が勉強会を通じて知り合ったがん、整形外科、循環器など各分野の専門家をご紹介させていただきます。

それでも、どうしても大学病院などの設備が整ったところでないと難しいケースもありますが、移動による動物への負担を考えると、こうして県内で専門的な診療が受けられるということは、動物そして飼い主様にとって大きなメリットであると考えています。

当院では腫瘍(がん)の手術に力を入れていて、当院で可能な範囲内で腫瘍の摘出手術などを行わせていただきます。
また、望まない繁殖を防ぐための去勢・避妊手術も実施しております。

こうした各種手術を実施するにあたって、麻酔はどうしても必要になります。
動物に麻酔をかけることに抵抗・不安がある飼い主様は少なくありませんが、事前にきちんと診断し、手術中は生体モニターで動物の状態を常時監視することで、安心・安全な麻酔に繋げていますので、過度にご心配になる必要はないと言えます。

犬・猫のお口のトラブルで多いのは歯周病で、放置すると歯が抜け落ちてちゃんとごはんが食べられなくなったり、口臭の原因となったりすることがあります。
歯周病は犬・猫にも起こる病気で、3歳の犬は60%、猫は80%に歯周病があると言われています。

当院では歯石除去などの口腔ケア、飼い主様への歯磨きアドバイス、デンタルケア用品の選び方・使い方などをお伝えして、犬・猫のお口の健康もお守りしますので、「口臭が気になる」「ごはんを食べにくそうにしている」などの異変に気づいたら、お気軽に当院へご相談ください。