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去勢・避妊手術
望まない繁殖を防ぎ、将来の病気を予防するために
広島市西区の川野獣医科では犬・猫を対象に、去勢・避妊手術を行っています。
去勢手術とは雄犬・雄猫の精巣を取り除く手術で、避妊手術とは雌犬・雌猫の卵巣、もしくは卵巣と子宮の両方と取り除く手術となります。
去勢・避妊手術の目的は望まない繁殖を防ぐことだけでなく、発情期のホルモンバランスの乱れからくるストレスの軽減、また高齢になった時にかかりやすくなる各種病気の予防なども大切な目的となります。
手術に際して麻酔が必要になりますが、当院では万全の安全体制を整えて手術を行わせていただきますので、安心してお任せください。
去勢・避妊手術の目的
望まない繁殖の防止
去勢・避妊手術を行うことで望まない繁殖が防げるようになります。
発情期のストレスの軽減
雌犬・雌猫の場合、発情期のホルモンバランスの乱れからくるストレスにより、体調が崩れるなどの影響を受けやすいとされています。
また雄犬・雄猫の場合、ストレスから攻撃的になったりすることがあり、いずれも動物の大きな負担となりますが、去勢・避妊手術を受けさせてあげることで、こうしたストレス・負担を軽減することが可能になります。
将来の病気予防
去勢手術の場合、肛門周囲腺腫や前立腺肥大症、避妊手術の場合、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症など、高齢になった時に発症リスクが高まる病気が予防できるようになります。
去勢・避妊手術で予防できる病気
去勢手術で予防できる病気
肛門周囲腺腫
主に肛門まわりにできる腫瘍で、腫瘍が破裂することで化膿し、膿や出血が止まらなくなります。
また腫瘍が肛門を圧迫することで、排便困難に陥るケースもあります。
前立腺肥大
前立腺が大きくなることで、直腸や結腸を圧迫して、排便困難や慢性的な下痢を引き起こします。
精巣腫瘍
悪性の精巣腫瘍の場合、リンパ節や肝臓などに転移すると命を失うことに繋がる恐れがあります。
また良性であったとしても、ホルモン異常を引き起こして脱毛、貧血、皮膚炎などを引き起こすことがあります。
会陰ヘルニア
肛門まわりの筋肉が弱くなることで、腸や膀胱が突出し、排尿困難などの症状を引き起こします。
避妊手術で予防できる病気
乳腺腫瘍
人間と比べて、犬・猫で乳腺腫瘍が発生する確率は高く、また進行が速く発生後数ヶ月で死亡することもあるので注意が必要です。
乳腺腫瘍はホルモンによって誘発されると考えられていて、予防のためには避妊手術を受けることが重要になります。
子宮蓄膿症
子宮蓄膿症は避妊手術を受けていない高齢の雌犬によく起こる病気で、子宮内に膿が溜まり、発症に気づかずに進行すると命に関わる恐れがあります。
発情が終わって1~2ヶ月ごろに発症することが多く、腹部の膨らみ、陰部から膿が出る、元気がない、食欲低下、飲水量が増える、おしっこの量・頻度が増えるなどの症状が現れます。
去勢・避妊手術の流れ
事前診察
去勢・避妊手術の前に事前診察を行って、犬・猫の体の状態を確認します。
診察後、去勢・避妊手術のご予約をお取りいただきます。
手術前
麻酔中の誤嚥のリスクを避けるために、手術当日の朝から絶食・絶水でお願いします。
去勢・避妊手術
午前中にご来院いただき、術前診察を行った後、去勢・避妊手術を行います。
手術後
去勢手術の場合、当日の夕方のお迎えとなりますが、避妊手術はそのまま1日お預かりして、翌日のお返しとなります。